恋愛小説文庫 花模様

【社宅ラプソディ】 1-1.社宅はどこ?
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【社宅ラプソディ】 1-1.社宅はどこ?

郊外へ続く国道の脇には優しい色の草花が咲き、その奥には一面に菜の花畑が広がっている。春色の景色は新生活への不安を鎮め、期待を押し上げる手助けをしてくれる。佐東明日香はのどかな風景を見ながら、不安な気持ちをひとまず押し込めて無邪気な声をあげた。...
【社宅ラプソディ】 1-2.社宅はどこ?
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【社宅ラプソディ】 1-2.社宅はどこ?

妻の本音を覗き見た気がして亜久里は気落ちしたが、それよりひとこと言っておかなくてはと顔を引き締めた。「明日香、それ、地元の人の前で言うなよ。丘の向こうは九大のキャンパスだ」...
【社宅ラプソディ】 2-1.はじめまして
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【社宅ラプソディ】 2-1.はじめまして

『株式会社小早川製作所 博多工場 梅ケ谷社宅』 重厚な一枚板に書かれた社宅の名称は、風雨にさらされところどころ文字がかすれている。  ...
【社宅ラプソディ】 2-2.はじめまして
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【社宅ラプソディ】 2-2.はじめまして

「一号棟は小野棟、棟長は小泉さん、二号棟は早見棟、棟長は早水さん、三号棟は川崎棟、棟長は川森さん、これも覚えやすいでしょう」...
【社宅ラプソディ】 2-3.はじめまして
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【社宅ラプソディ】 2-3.はじめまして

「わぁ……」「うーん……」...
【社宅ラプソディ】 3-1.棟長はキョウコさん 
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【社宅ラプソディ】 3-1.棟長はキョウコさん 

「はじめまして、川崎棟の棟長を務めております、川森今日子でございます」「佐東です。よろしくお願いします」「さきほどはおいでいただきましたのに、留守にしており失礼いたしました」...
【社宅ラプソディ】 3-2.棟長はキョウコさん 
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【社宅ラプソディ】 3-2.棟長はキョウコさん 

「入居時のご近所へのご挨拶は、できましたら、ご夫婦で行かれることをお勧めします。今後のおつきあいにも響いてまいります。お隣だけでなく、できるだけ多くの方にご挨拶なさってください」...
【社宅ラプソディ】 3-3.棟長はキョウコさん 
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【社宅ラプソディ】 3-3.棟長はキョウコさん 

 「グリさん、お疲れさま~」「明日香も、お疲れさま」...
【社宅ラプソディ】 3-4.棟長はキョウコさん 
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【社宅ラプソディ】 3-4.棟長はキョウコさん 

「川森さんのは本格的、私みたいに 「混ぜてできあがり」 じゃないの。キッチンには調味料がズラッとそろっててさ。...
【社宅ラプソディ】 4-1.奥様たちのブランド 
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【社宅ラプソディ】 4-1.奥様たちのブランド 

 週明けの 『信和会』 には40人ほどが集まった。一棟にすべて入って24世帯、空き部屋もあるため、三棟全部合わせても50世帯に満たないのに、会員の8割が顔をそろえたということになる。...
【社宅ラプソディ】 4-2.奥様たちのブランド 
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【社宅ラプソディ】 4-2.奥様たちのブランド 

一番難しい学部と言えば……「医学部ですか。すごいですね」 と言った明日香へ、「いいえ、医学部ではないの。うちの息子は文系なの」 と早水棟長は苦笑いした。...
【社宅ラプソディ】 4-3.奥様たちのブランド
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【社宅ラプソディ】 4-3.奥様たちのブランド

 『信和会』 のあと、明日香は坂東五月と一緒に会場から出た。...