恋愛小説文庫 花模様

【花の降る頃】 - 冬の朝 - 3
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【花の降る頃】 - 冬の朝 - 3

  花の少ない時期に咲いた花はうつむき加減で クリスマスローズという華やかな名前に似合わず楚々としていた 抑えた色合いの花びらは 茶花にも通ずる深い色を帯びている 鈴木君たちが持ってきてくれた鉢植えの花が 固いつぼみから花を咲かせたのは 一月も半ばを過ぎた頃だった   「圭吾さん お願いがあるの」   萌恵がこんな声でお願いと言うときは すでに自分の中で決め...
【花の降る頃】 更新のお知らせ
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【花の降る頃】 更新のお知らせ

-冬の朝- も三話目になりました。「お願いがあるの・・・」 の萌恵の頼みから始まる今回ですが、何があるのか。次回へ続くエピソードです。そして、それは本編へつながり・・・『冬の朝』は全4話になりそうです・・・と昨日書きましたが、プラス1話になりそうです^^;(ここのブログには文字制限があり、私の文章は入らない場合が多くて)ですが、明日4・5と続けてUPの予定です。「読みました!」 のコメントをいただ...
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-冬の朝- 最後の回になりました。女同士の秘密とは・・・(みなさんの予想がいかがでしたか^^)圭吾にもだんだん見えてきますが、一途な萌恵の性格に呆れたり、見直したり。互いの性格など、結婚して見えてくることも多く・・・茶事の席を中心に話が進んでいきます。大人数が集う茶会と異なり狭い空間で行われる茶事、茶席の雰囲気を感じていただければ嬉しいです^^(不明な点がありましたら、コメント欄に書いてくださいね...
【花の降る頃】 - 冬の朝 - 4
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【花の降る頃】 - 冬の朝 - 4

  和蝋燭の灯りが 静寂と暗がりの中で進む席を ほんのりと照らす 限られた空間を照らすさまは幽玄で その揺らめきは心に静けさをもたらしてくれる 無駄な物音などなく 極限までそぎ落とした動きの中 粛々と進んでいく茶事にあらたな感動を覚えた 今夜の僕は次客席に座っていた 本来この席に座るべき人が急用のため 席入り直前に欠席の連絡が入った  客が座る順番は 年長者 経験者の順...
【花の降る頃】 - 冬の朝 - 5 (終)
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【花の降る頃】 - 冬の朝 - 5 (終)

   今朝はことのほか冷え込みが強い 体を寄せていても 寝具の隙間から冷たい空気が入り込んでくる 萌恵の腹部に軽く手をおき 抱えるように体を密着させた 茶事の出席と ホテルに帰ってきたのちの僕への懸命の説明で疲れたのだろう まったく起きる様子がない けれど腹の中の子は早起きのようで 先ほどから手を通して 起きてるよ のサインを伝えてくれる ゆるゆると伝わる胎動を感じ...
とりあえず・・・我が家も恵方巻き♪
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とりあえず・・・我が家も恵方巻き♪

                       今年も作りました^^vいつの頃から全国的になったのでしょう・・・節分に 『恵方巻き』 の習慣もともとは大阪を中心とした風習だそうですが、広めたのは某コンビニとのこと。その後スーパーも参戦して、今では 「節分には恵方巻き」 が定着した感がありますね。とりあえず・・・我が家もこの 「新習慣」 に習い (笑) ここ数年、節分は恵方巻きです。「今日はこれ」 と...
突然届いたものは・・・
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突然届いたものは・・・

箱からあらわれたのは・・・   数日前のこと、宅配便で大きなダンボール箱が届きました。 宛名は夫、伝票には 「高級洋食器」 の記載が! 夫と食器?  こんなにも不似合いな組み合わせはなく (食器にはこだわりがなく、なんでもいい人ですから 笑)  さっそく夫へメール 「洋食器が送られてきたけど、心当たりは?」 夫の返信は 「はぁ?」 (まったく心当たりがなかったよ...
作ってみましたコロネパン♪
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作ってみましたコロネパン♪

  くるくるっと巻かれたパンの中に、生クリームやチョコレートがたっぷり入った 『コロネパン』  語源はイタリア語のコルネット(ホルン)からきているそうで、でも日本で生まれたパンだそうです。  このコロネ、ウチで作れないものかと作り方を検索してみたら、 『コロネ型』 が必要であるとわかり、さっそく探しました! そして・・・見つけたのが↑の画像のコルネ型です。 (シ...
新聞小説を読みながら しみじみ・・・
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新聞小説を読みながら しみじみ・・・

  いろんな「合格」商品がありますね   以前ブログ記事で紹介した、(http://blogs.yahoo.co.jp/nadeshiko1031/42312616.html) 毎日新聞・日曜版の小説  篠田節子さん作 『銀婚式』 目が離せない展開になってきました。  『銀婚式』 の主人公は50歳前後の男性が主人公  現代社会が抱える問題が随所に織り込まれています (企業倒産・痴呆の親の介護・学生の就活なども...
去年の今ごろは・・・
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去年の今ごろは・・・

船の旅もいいなぁ・・・いつか きっと・・・   中国の春節(旧正月)のニュースを見ながら 「一年が過ぎたんだなぁ」 と・・・ 去年の2月7日は、一家揃って上海におりました。 あわただしい日程でしたが、弟の結婚式に家族で出席できたのは良い思い出です。  「では、いってきま~す  (^o^)/」 と、元気いっぱいの記事を残し出発! 向こう(中国)は、この時期に長期休みが取れ...
毎日誰かに感情移入♪
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毎日誰かに感情移入♪

    ふと・・・桜餅が食べたい! と思ってしまった・・・(記事とは関係ないつぶやきですが (^^ゞ)    去年5月のブログ記事 「読み出したら止まらない本」 (http://blogs.yahoo.co.jp/nadeshiko1031/41522000.html) で紹介した 村山由佳さんの 『おいしいコーヒーの入れ方』 集英社文庫  若い子が読む本と聞いていましたが・・・私だって気持ちは充分に若...
読んでから 見るか、見てから読むか
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読んでから 見るか、見てから読むか

    アニメのひとコマ大人の雰囲気がよかったのよね・・・    『読んでから 見るか、見てから読むか』 こんなキャッチコピーがありましたね。 原作も読んでいない、映像も見ていなければ・・・私は断然 『見てから読む』 派です。  感じ方は個々でしょうが、映画やテレビを見たあと原作を読むと、 「なるほど こんなエピソードもあったのか」 と映像の隙間...
箸より重いものは持てない・・・かも・・・^^;
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箸より重いものは持てない・・・かも・・・^^;

 重くて持てないの~@@  何気ない動作で、右手首を痛めてしまいました。 「あっ」 と思ったとき、ギクッとひねったようです。  こうしてキーボードを叩くのに支障はないけれど (良かった~^^) 物を持ち上げたり、手首をひねると痛みが走ります。  つい手首を動かして何度 「いたっ!」 と、痛みに顔をしかめたことか・・・ 困ったのが家事、特に炊事で、鍋を持ったり...
こんなことってありませんか?
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こんなことってありませんか?

 歩き方にクセがあるから?   足の小指や肘を、ドアの角や柱にぶつけることってありませんか? 私・・・よくぶつけます。 今日も・・・  ドアを開け、隣の部屋へ行こうとした瞬間、ドアの角に右足小指をぶつけ 「いたーっ!」 と息が止まるほどの痛みにうずくまりました >< こんなときって、息ができないほどの痛みに襲われますね。 自分でやっておきながら、ドアを睨...
【ボレロ】  38 - delizioso - デリツィオーゾ (甘美に) 前編
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【ボレロ】  38 - delizioso - デリツィオーゾ (甘美に) 前編

   ラウンジ入り口にあらわれた櫻井祐介さんは、私を見つけると片手を挙げて合図を送ってくれた。 客の何人かが気づきヒソヒソと噂らしき会話が聞こえてきたが、それらを気に留める様子もなく、 テーブルの間を急ぎ足で抜けると、私の前の席へと腰を下ろした。   「遅くなりました。ずいぶん待ったでしょう」  「いいえ、あの……みなさ、ん覚えていらっしゃるんですね」 &n...
【ボレロ】  38 - delizioso - デリツィオーゾ (甘美に) 後編
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【ボレロ】  38 - delizioso - デリツィオーゾ (甘美に) 後編

   私たちは、宗と山田社長の様子を少しはなれて見ていたが、彼がこの決着をどうつけるのか興味津々だった。   「あの顔、相当怒ってるわね」  「そうですね。かなりご立腹のようです」  「えっ、怒ってるって? 近衛さんの顔は、僕にはいつもと変わりなく見えるけど」   私と浜尾さんの会話に、櫻井さんが不思議そうな顔をした。   「副社長の...