K,Nadeshiko

恋愛小説文庫 花模様

月・日別2019年05月 1/2

恋、花びらに舞う 1. 花霞

春の優しい風に吹かれて、はらはらと花びらが舞う。 重なり合う枝に咲き誇る薄桃色の花は、視界のすべてを被い尽くすほど咲きほこり、華やぐ季節の到来を誇示している。 「今年は満開が早いな……桜を見ると、自分が日本人だと思うよ」 「あなたでもそんなこと言うのね。満開の時期なんて興味ないと思ってた」 「ゆうに、初めて会ったとき桜が咲いていた」 「そうだった? あまりに前すぎて忘れちゃった」 「俺は覚えてる。桜の中で...

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喫茶店でちょっと贅沢な時間

10連休が始まって一週間が過ぎました。そろそろ帰路の混雑がはじまる頃ですね。...

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「一生に一度は見たい絶景」 ネモフィラブルー

ひたち海浜公園 「みはらしの丘」 頂上を目指す人々 (9時ごろ 大渋滞) 「一生に一度は見たい絶景」 ネモフィラを見に行ってきました!...

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『ゆみ。文庫』 目次

「ゆみ。」 さんの作品集です。創作仲間 「ゆみ。」 さんの作品を掲載することになりました。青春の甘酸っぱい恋心を描いた 【おさななじみ】、心の影を描いた 【ピエロ】、ほか、”ゆみ。ワールド” をお楽しみください。...

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① ~アキとルー~

ジリジリ ジリジリ ジリジリ ジリジリ ・・・ウルサイなぁ もうちょっと寝かせてよ・・ んー そんなに揺さぶらないで・・・「ルー ねぇ ルー目覚ましが鳴っているよ 朝練だろ ほら 起きろよ!」 「・・・んー・・あ・・と・・5分・・・」 「ダメだよ ルー 今起きないとホントにギリギリだぞ」...

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② ~早朝練習~

学校へ着くと 校舎へ入る前に用務員室へ顔を出し 体育館の鍵を開けてもらう これも 新入部員の大事な仕事 今日は私が当番だ用務員室の小窓を覗き アキと二人 奥にいるおじさんに声を掛けた「おはようございまーす バレー部の花井です!朝練しますので 体育館の鍵を開けて下さーい」 「おはよう 高原くんに花井さん はいはい 今 開けますよ どうだい 花井さん サーブはネットを越えるようになったかい?」...

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③ ~I like…~

・・・おい、花井 は・な・い!・・・朝のHRの最中 隣の席のコウジが 小声で私に呼びかける はぁ~・・・コイツ 男のクセに ペラペラとうるさいんだよね 無視だ 無視・・・花井ったら!おい 聞こえているんだろ・・・ ・・・あー もーっ! なにか用?・・・ ・・・面白いシャメ撮ったんだ お前の携帯へ送ってやるよ・・・ ・・・いらない!それに、携帯変えたし・・・ ・・・そっか 携帯 変えたんだ なら ちょうど...

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④ ~長い夜~

リビングのテーブルの上には 採り立てのアスパラガスが 塩茹でされ ざるにたっぷり盛られている丸ごと1本の先っちょに ちょんちょんとマヨネーズをつけながら アキのお父さんが ソファに座り スクラップ・ブックを広げていた「ただいま いらっしゃい!おじさんの顔を見るの 久しぶりだね」 「おかえり ルーちゃん おかえり アキ はいこれ おみやげ」わぁお ありがとう このパーラーのチーズケーキ 美味しいんだよ...

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⑤ ~アキの涙~

コチ コチ コチ ・ ・ ・  柱時計の秒針が動く音で 時間が止まっていないことがわかる私 何かまずいことを言った?ええと アキがバスケ部に入ったってこと モテて ものすごいってこと愛人の子って いわれたこと え?も も もしかして  まさ・・か...

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⑥ ~father’s~

テーブルの上には コップが二つ無造作に一升瓶の栓を抜き 男同士 静かに酒を酌み交わす・・・あの二人 ジーさんと川の字になって 気持ちよさそうに眠っていたよ いつの間にか 図体ばかりでかくなったけど 寝顔は まだまだ ガキのまんまだな ツマミは・・いらねぇな さぞかし痛んだであろう あいつらの心で十分だ ...

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⑦ ~とまどい~

学校は夏休みに入っても 部活動の練習は 朝9~12時まで 毎日だ この時期  いくら窓を全開にしても 体育館の中は サウナ状態になる黙ってここにいるだけで 全身がじわっと汗ばむ練習が始まれば Tシャツが絞れるほど 身体中から噴き出してくる  熱中症を心配した 顧問の先生が  週に2度 メニューに水泳を組み込んだ9~10時までの1時間 私たちバレー部員は 水着に身を包んだ魚になる...

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⑧ ~ともだち~

発信者:アキsubject:ルー いまから 本屋へ行くけど 一緒に行くか?Re:行かないRe:Re:わかった...

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⑨ ~いちばん~

高校の近くにある 市民総合体育館のグラウンドで 毎年開催される夏祭りは  夜空に咲く 一万発の花火が圧巻だ近くの河川敷に用意された たくさんの筒から 次々と 空に向かって打ち上げられていく この日に限り 市の内外から 見物人が大勢集まり 思い思いに花火を楽しむ いっせいに空を見上げて 歓声やため息をつく様は 星側から見たら きっと面白いに違いない小さいころは ジーちゃんに連れられて 3人で見に来...

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⑩ 最終話 ~GO!~

 二学期が始まり また いつもの学生生活が幕を開けた・・・はずだった アキが笑う これだけで 学年中 イヤ 学校中が騒然となる教室でも 廊下でも 放課後の体育館でも「高原くーん!」と声をかけられると  振り向いて “にこっ”囲まれて動けないときは “ゴメン ちょっとそこを通してしてくれる? にこっ”...

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連休9日目、今日もお出かけ

昨日に続き今日もお出かけ……都内へ向かう高速道路は、さぞ渋滞しているだろうと思ったら、混雑もなくスイスイと走って目的地へ。帰り道もまったく混むことなく帰宅。夕方のニュースを見ていたら、私たちが通った高速の区間が大渋滞しているとのこと。 夕方からUターンラッシュがはじまったようです。...

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まだ風邪ひき中……

新緑の季節になりました10連休、終わりましたね。 家事を担う主婦にとって、いつも以上に忙しい10日間でした。 明日からが私の休みだわ……(自由時間も確保できるはず~!) 平成の終わりにひいた風邪は、令和になっても、まだちゃんと治っていません。 気だるさはなくなりましたが、まだ鼻声、咳も少し……...

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公開のお知らせ

『手のひらの幸せ 続・結婚白書Ⅱ』 目次と文章を公開しました。よろしかったらご覧くださいませ~!...

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【ピエロ】 ―JOYサーカス団 団長の証言―

やあやあ 取材のかたがたですね。ようこそ お待ちしておりました!創立30周年の記念公演のスタートですからな 華々しい宣伝をお願いしますよ!テレビ特番でドーンと人々の興味を引き付けて……華々しさに制限などありませんからな。ええと カメラマンのかた。私の位置は この角度でよろしいですかな?それにしても こんなにお若いお嬢さんがリポーターでお見えになると知っていたら ...

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【ピエロ】 ―チケット売り場 パートの証言―

ええと パンフレットはここに チケットは席順並びでここに置いてつり銭は 10万円分両替したから 1,000円から100円までで大丈夫だしあれ お客様ですか?申し訳ありません 開演は明日10時からなんですよ。前売り券ならば 今すぐにでもお売りできますが……...

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【ピエロ】 ―空中ブランコショーチーム 女性フライヤーの証言――

あ はい。あたしはこのサーカスの団員ですけど……何か?テレビ局の取材?ふうん そうですか。あたし?あたしは空中ブランコショーチームの一員です。あたしに取材ですか?構いませんけど……ホントにあたしなんかでいいんですか?今 テントの隅で チームみんなとストレッチを終えたばかりで。...

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【ピエロ】 ―JOYサーカス専属調教師の証言―

可愛いでしょ この子犬たち。ちょうど生後3ヶ月で 目を使い始めた所なんですよ。残念ながら差し上げられませんね。コイツらはプロの卵だから。お二人は テレビ取材のリポーターとカメラマンですね?そりゃ 肩に担いでいるカメラと そのマイクを見ればおおよその見当はつきますよ。これからどちらへ?...

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【ピエロ】 ―見習い兼雑用係の証言―

あー また落ちちゃった!ロープが揺れて 上手くバランスが取れないんです。どうすれば安定するのか もう一度教えてもらえませんか?なんだ ピエロさんじゃないんだ。私へ近づいてきた紅い光は 抱えていたカメラのライトだったんだ。ピエロさんの鼻にくっついている紅い玉 暗い中でもぴかぴか光るんだもん...

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【ピエロ】 ―取材カメラマンの証言―

取材 お疲れ様でした!私 今回は カメラマンだけでなく編集も兼ねていますので 事前に局のブースを使う許可を取ってあるんですよ。ですので このまま作業に入ります。確認ですが 「放送は夕方6時のNEWS内の地方枠で 放送時間は3分」これに変更はありませんよね。 そうですねえ 30分もあればOKです。放送用にテープを仕上げて最終チェックを完了しても放送時間までには余裕で間に合いますよ。...

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【ピエロ】 ―届けない手紙―

「笑いすぎて流れる涙に哀しみは付いて回らないのにピエロが 最後の仕上げに 左目の下に描く涙に哀しみを感じるのは 何故なんだろうね」そう尋ねた私に 答えを見せようと一生懸命に演じていたあなたを いくつもの仮面を使い分けていく術を身につけ ...

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【 アキ 】 1話

 「皆さん 用意はよろしいですか。シャッターを押すと同時に光るライトに気を取られずに ここに掲げた握りこぶしを見て下さいね!それでは撮りますよ。はい 1、2、3!」写真館の店主の合図で...

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【 アキ 】 2話

 吹き抜けの大きなガラス窓をぐるりと巡らせた 洒落たレストラン風の学食は  開放的で快適な食事空間を演出してくれている。まるで喫茶店のように軽食やドリンク類も充実しており  堂々と入学パンフレットに紹介されているその場所を 父さんは「時代だな」と苦笑していたが  「行ってみないか。学内を案内するよ」と母さんを誘う所を見ると どうやらまんざらでもないらしい。...

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【 アキ 】 3話 

 電車の窓から 見覚えのある後姿を見かけたのは ルーの兄 健一郎兄さんが勤める広告代理店へ就職案内パンフを貰いに出向いた もうすぐ梅雨に入ろうかという この次期特有のジメっとした空気と夏の気配を抱えた蒸し暑い空気とが渾然一体と交じり合う 6月に入ってからだった。...

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【 アキ 】 4話 

 電車の軋みに気がついたとき 窓に流れる景色はネオン色を帯びていた。 腕時計の針は19時をまわっている。 車内は相変わらず混んでいるが 賑やかな学生たちのスニーカーに混じり床には歩き疲れた革靴がおしなべて並び 揺れに沿うように上体を支えていた。...

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【 アキ 】 5話

 両親が 佐藤さんが選んでくれた「花泉」を土産にルーの家へ出かけた日  俺は佐藤酒店へアルバイトとして“初出勤”した。俺がこの店に立ち寄ることを ましてやここで働くことなどもっての他だと頑なに拒んでいた佐藤さんだったが...

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【 アキ 】 6話

 俺がその男性の存在に気がついたのは 佐藤酒店が一日の営業を終え配達用の台車を定位置に片付け 内側から倉庫のシャッターを下ろしている最中だった。舗道を挟んで向かいに佇む街灯の光には夏の虫たちが集まり  羽で蛍光管を叩きつけるようにして踊っている。  男性は 街灯の光と夜の暗がりの境目に...

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【創作民話 すずらん】

岩手には 折に触れ 口から口へと語り継がれる民話(昔話)が 数多く存在します。中でも つとに有名なのは白馬と娘が恋に落ち 天へと駆け上る 「遠野物語」でしょうか。これから続くお話は 祖母から母へ 母から私へと 我が家だけに語られてきた民話です。私も 我が子へと伝えていくことでしょう。いくら遅くなろうとも 春は必ず足跡を残すように ...

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テーマは、許されぬ恋……

『風花 結婚白書Ⅲ』目次および本文を公開しました。 結婚白書シリーズのカウントが日々増えています (嬉しい!) 初読みのみなさま、再読のみなさま、ありがとうございます。...

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【彩(あや)かな標】

 私は物書きを生業としている生業としている以上 書くことに専念したいのだが講演会や出版本の宣伝やらと机から離れる時間が多く  贅沢ながら不本意な日々を続けていた机の上に置かれた400字詰めの原稿用紙は 置かれる文字を待ちわびている...

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恋、花びらに舞う 2. 夜桜

新コース完成イベント、それにつづくパーティーと、人のあいだを縫うように動く朝比奈和真に満開の桜を愛でる余裕はなかった。ファンサービスだけでなく、スポンサーや支援者へ顔をつなぎ機嫌をとるのも監督の仕事である。 彼が率いるレーシングチームのためを思えばこそ愛想を振りまくこともできるが、和真は元来そういうことが得意ではない。できるなら、早々に引き上げて一人でグラスを傾けたいところだが、そうもいかず、ファ...

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夏日! 日傘、サングラスも

今日は暑かった~!  5月なのに7月初旬の気温、夏日でした。 (数日前は暖房を使う寒さだったのに……) 外出は、日傘をさして、サングラスもかけて、...

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【緋色の風景】

欲しいものが手に入りましたね、旦那様 弦を押さえる左手の、なんと繊細な指運びでしょう 弓を操る右手の、なんと滑らかな動きでしょう ああ、聞こえます 美しい音色が聞こえます チェロの音色は、緋の色によく映えますね――...

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Fantasy ― 想い と 出会い ―

僕は想う結婚式の招待状を渡してくれたひとを想う僕の前に現れたひととの出会いは果たして偶然だったのだろうか……と片想いを通すと決めたひとへの挨拶で僕の一日が華やかになる。...

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Fantasy ― ぬくもり ―

        雪とみまがう純白の景色の中         微笑むあなたと対峙した          私はあなたが欲しかった...

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『ゆみ。文庫』 公開のお知らせ

創作仲間 「ゆみ。」 さんの作品を、こちらに掲載することになりました。 「ゆみ。」さんのお名前をご存知の方もいらっしゃるでしょう。 私とゆみさんの創作の出発は、お笑いとパロディーでした。 (フランソワーズと紫子の珍道中、懐かしい……)ゆみさんとは、まりままーなさんのHP (HPは現在公開されていません) で、 短文のやり取りからまじまり、パロディー創作、リレー創作、投稿サークル等、...

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