お見舞いのお返しをいただきまして……



仮名文字の稽古でお世話になっている先生が、腰の治療のため入院されると聞き、お見舞いを持って挨拶に伺いました

手術と入院で一ヵ月ほど、リハビリもあるので、この機会に指導も教室も終わりにされるとのこと。

残念ですが先生の健康が何より、長くお世話になったお礼とお見舞いを包んでお渡しして、私の稽古もおしまいとなりました。

それからふた月ほどたったころ、先生の訪問があり、術後の経過も良いのか、お元気そうな様子です。

先日はありがとうございましたと、丁寧なごあいさつのあと……

「実はね、入院しなかったの」 とおっしゃいます。

お話を聞くと、いつでも入院できるように身辺整理もして、覚悟して診察を受けたのに、


「しばらく様子を見ましょう。いい薬もあるからね」


と、担当医師の言葉に唖然としたそうです。

前回の診察では、手術しましょう、しばらく入院してもらうからねと言われたのに、どういうことか。

突然の治療の方向転換に戸惑い 「手術するつもりでした」 と医師に伝えると 

「そうなの?」 と、手術を口にしたことも忘れたような医師の言葉だったとか。


「私は覚悟して病院に行ったのに、こんなことになって恥ずかしいわ……」


みなさんからお見舞いもいただいたのに、通院ですってと、先生は苦笑い。

自宅のほかにも教室があり、それらをほかの指導者に引き継いで治療に専念されるはずが、なんということでしょう。

手術や入院もなく治療できるのですから、良かったですねと、みなさんから声をいただいて恐縮してしまってと、先生も気まずそうでした。

お騒がせしましたとおっしゃるので、そんなことはありませんとお伝えしました。


そして、お見舞いのお返しをいただきましたが……私の見舞いと同額の商品券でした。

さらに、菓子まで添えてくださって、かえって申し訳ない思いでした。

互いに気を遣って、気持ちのやり取りがあり、互いに気持ちはおさまった……ということでしょうか。

それにしても、担当医の発言は謎ですね。

手術と入院は最悪の場合として伝えたのか、それとも、そのときは本当にそう判断したのか、第三者にはわかりません。

結果的に、先生が痛い思いをせずに済んだのは幸いだったと、思いますけれど。


お稽古を再開されますかとお聞きすると 「区切りをつけたので、おしまいにします」 とのお返事でした。

 続けてきた仮名文字の稽古は、このような形で終了となりました。


「大人の稽古事は、真面目になり過ぎず、ゆっくり続けてくださいね」


先生に言われるままに、ゆるりと稽古をしてきましたが、終わってみると寂しいですね。

手本はたくさんあるので、時間を見つけて書いてみようかしらと、いまは思っているけれど、はたしてできますか……





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4 Comments

K,撫子

K,撫子  

To fasutonneさん

こんばんは

人生は、そのときそのときの出会いやタイミングに左右されるもの。
まさに縁ですね。

私の先生にとって、これが良い方へ向かう「縁」となればと願うだけです。

2019/12/08 (Sun) 00:25 | 編集 | 返信 |   
K,撫子

K,撫子  

To まあむさん

こんばんは

病気になると誰しも不安になり、不安を和らげたり、取り除いてくれるのが医師であるはずが……
私の先生の主治医は、その方面で有名な方で、予約を取るのも大変で、ひとりの患者にかける時間は短く、質問もままならなかったそうです。
医師との向き合い方や、病院選びなど、いろいろ考えさせられた出来事でした。


2019/12/08 (Sun) 00:22 | 編集 | 返信 |   

fasutonne  

こんばんは、

ご縁の不思議ですよね、

繋がるとき離れるとき、
タイミングは神のみぞ知るって感じですね。

2019/12/07 (Sat) 19:18 | 編集 | 返信 |   

まあむ  

おはようございます。
医師の発言は患者にどれほど大きな力があるものなのかを表していますね。
先生も初めにもう少し踏み込んで話を聞けば良かったかもしれません。
結果的に痛い思いをせず回復されたので良かったのですが、逆もあり得ます。
両親の病気を通しても感じたことですが、患者やその家族と
きちんと話ができる医師がもっと増えて欲しいと思います。







2019/12/07 (Sat) 07:36 | 編集 | 返信 |   

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