「善人長屋」ドラマ化でさらに楽しみ!
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『善人長屋』 西條奈加 著
善い人ばかりが住むと評判の長屋に、ひょんなことから錠前職人の加助が住み始めた。実は長屋の住人は、裏稼業を持つ“悪党”たち。差配の儀右衛門は盗品を捌く窩主買い。髪結い床の半造は情報屋。唐吉、文吉兄弟は美人局。根っからの善人で人助けが生き甲斐の加助が面倒を持ち込むたびに、悪党たちは裏稼業の凄腕を活かし、しぶしぶ事の解決に手を貸すが…。人情時代小説の傑作(BOOKデータより)
実は悪党ばかりが集まる長屋、悪党には悪党の言い分があり、義理人情にあふれた人ばかり。
その長屋に、善人を絵に描いたような男がやって来て、悪党たちの暮らしをひっかきまわします。
直木賞作家 西條奈加さん、この本が初読みでしたが、大好きな時代物、好みの文体、すっかり虜に。
それから何冊読んだでしょう。
気に入った作家さんに出会うと、しばらく読み続けます。
女性作家の時代物、良い出会いになりました。
『善人長屋』 は一巻を読み、続きも読もうと思っていたところNHKでドラマ化。
ドラマのキャストは、個性的で達者な俳優陣がずらり、毎週楽しみに見ています。
吉田鋼太郎さんと高島礼子さんがお気に入り、ふたりが並ぶとその場がピリッと引き締まります。
ただいま 『九十九藤』(つづらふじ) を読み終えたばかり
表紙絵に惹かれて読み始めた小説です(こちらを参照)
主人公、「藤」 の気性と生きざまに惚れました。
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